今週のお題「好きなパン」
「パンは主食?それともおやつ?」
ずいぶん昔に、我が家では討論になったことがある。
当時から母と妹は「パンは主食」派、父と以前の私は「断然、おやつ」派。
熱が出て寝込んだ時も、母と妹が求める食べ物はサンドイッチか菓子パン、私と父はお粥かうどんなのだ。
…話がそれてしまった。
とにかくこの論争は、両陣営一歩も譲らずの闘いであった。
今に至って、私の結論は「どちらでも良い」となっている。
なにせ、我が家の朝食は、1年365日ヨーグルトで始まるのだ。
ヨーグルトを食べる時の一番の相棒は、パンだと言わざるを得ない。
(それでも父の朝食は、お粥と焼きししゃもとヨーグルトという、風変わりなメニューを貫いていた。)
パンとヨーグルトを、毎日、毎日食べているうちに、朝はずっと主食をパンにしても良いと思えるようになってきた。
今我が家で、毎朝食卓に並べるのは、ヨーグルトとりんご、そして食パン。各自好きな飲み物。
実にシンプル。でもシンプル is ベスト。
いつも同じだと、献立に迷わず、手慣れているので時間がかからない。
頭も体も心も疲れずに栄養補給し、次の活動へ、すぐスタート出来るのだ。
変わり映えのしない朝食にちょっとだけ変化をつけられるのが、食パン。
普段は、シンプルなただのトーストだけど、気分によってトッピングを変えている。
ちょっとした朝食版、『ハレの日と、ケの日』になる。
父は1年360日くらい朝食はお粥だったのだけれど、そんな父がたまに、パンを食べる日も。それが、
ホットたまごオープンサンド。
- ゆでたまごを作って、刻み、マヨネーズをたっぷり和える。
- マヨネーズを塗った食パンの上に、①をのせる。
- トースターで、焼く。
パンにのせてそのまま食べてもおいしいのだけれど、
トースターで焼くと、黄身が鮮やかな色になって、パンもサクサク。
黒胡椒と塩を少々。乾燥パセリがあったら、よかったなぁ。
とにかくおいしいのだ。
父にとって、これは『おかずパン』。
これは主食でも、合格らしい。
父にとっては『ハレの日』でせっせとゆで卵を作っては、私たちにも、のせて食べるよう勧めてくれた。
このパンに関しては、みんな主食として大歓迎で、家族はまるく収まるのだった。
久しぶりに今朝、ホットたまごオープンサンドを作ってみた。
「朝からいい匂い」とやはり大歓迎だった。
おいしいパンは山ほどあるけれど、家族共通で好きなパンのひとつ。
それは、主食にもおやつにもなる、ささやかなこのホットオープンサンドなのだ。
私にとって美味しければ、主食でもおやつでも、どっちでも大歓迎。